デジャブー｜浜松地区の高校生・大学受験の個別指導学習塾ならアシスト数学塾

　大きな看板を出してから、入塾の問い合わせがめっきり減って、おまけに退塾者も出てしまい、看板のマイナス効果かと思ったのですが、ふと、何年か前に似た現象が起きたことを思い出しました。

　６年くらい前ですが、私立大の水増し合格が、文科省の指導により制限されるという話の時に、大手の塾や予備校が不安を煽って、早いうちに対策をしないと、ということで、数学を早い段階で捨てて社会の勉強をさせるべく、甘い言葉で高校生を誘い、当塾の何人かがそれにのってしまい、退塾者が出てしまいました。私立文系に合格するのは、地方からは圧倒的に数学で受験した生徒が多いのですが、そんな情報は伝えません。ひたすら不安を煽って、大手の塾や予備校に引き寄せようとする企みです。

　今回は来年新課程の入試が始まるので、浪人生が大幅に減ることが予想されるので、高校生をターゲットにして、新課程入試への不安を煽る作戦に出たようです。すると当塾のような弱小な塾よりも、大手の方が信頼できるという錯覚を抱いて、そちらにナビイテしまうようです。宝くじが一番当たるのが有楽町の宝くじチャンスセンターである理由は、一番売れるからなのですが、大手の塾や予備校が難関大に多数合格するのも同じ理由なのですが、不安を煽ってしまうと冷静な判断が出来なくなるので、乗ってしまうようです。

　昔、たばこのヤニを取る歯磨きという製品が売られていましたが、先輩がその会社に行ってたので、先輩に聞いてみました。「先輩、あれって本当にヤニがとれるんですか？」すると先輩「馬鹿野郎、京極、そんなヤニが取れるような危険なもの口の中に入れたら死んじゃうだろう！」でも「ヤニが取れるって宣伝してますよね？」すると「いや、タバコのヤニに〇〇と言ってるだけで。一言もヤニが取れるとは言ってない。うちは嘘はついてない！」なるほどと思ったものです。

　今回も大手の塾や予備校は、入ったら受かるとは一言も言ってないので、嘘はついてないようです。