お気軽にご相談ください
お気軽にご相談ください
お知らせ
2023.08.16
今月は8月ということもあり,テレビでよく戦争特集をやっている。見ていて気になったのが大本営発表である。勝った発表しかしていない。国民はみごとに騙されていた。勿論,事実を知っている人もいた。
そして,これは大手の塾や予備校の合格発表と同じではないかと気が付いた。うカッター,うカッターと受かった発表しかしていない。まるですべての受験生が受かったかのような発表をしている。相当な数の残念な結果に終わった若者たちのことは発表しない。戦争当時も同じだ,良い報告しか聞かされない。
これは大手の塾や予備校だけではなく,学校も同じだ。この時期に受験勉強をしないで学校行事の準備にいそしむ高校3年生がいる。学校もその行事を奨励している。役員をやったのに難関大に入った生徒がいることを学校はアピールしているが,その何倍もの生徒が浪人していることには触れることはない。役員をやっていても10人以上が旧帝大や早慶上智に合格していることを強調している。しかし,70人もいるのだから,後の50人以上はどうなったの?と言いたくなるが,そんなことは聞ける雰囲気ではない。
同じだ,日本はちっとも変っていない。同調圧力が強い社会。本当のことは聞けない雰囲気。そして,精神論を振り回し,ある予備校では正月には鉢巻をして決起集会をするとこまである。戦時中と変わらない。
もう大本営発表はやめたらいかがですか!当塾のように何人中の結果なのかも発表しましょう。