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お知らせ
2014.06.27
最近生徒を教えていて、ふと気になったことがあります。それは、数学が苦手な生徒は、数学が得意な生徒は数学が好きだから得意だと思っているようなのです。その裏返しの気持ちとして、自分は数学が好きではないので苦手である。このように結論付けたい意識が働くようです。
しかし、残念ながら、数学が得意な生徒は必ずしも数学が好きなわけではありません。数学は好きでなくても出来るようになる教科なのです。なぜならば、数学はやることが決まっていて、その通りにやっていけば、とりあえず点はとれるようになるからです。別に、たいして考える力も要るわけではありません。勿論、多少は考える力が必要になります。しかし、それよりも点数を取るには処理能力の方が考える力よりも重要です。
点数で評価するから、適正値を超えた評価になるし、必要以上に低い評価になってしまったりするのです。処理能力の高さで評価するから、じっくり考えるタイプの生徒は、どうしても低い評価を受け、苦手意識を持ってしまい、勉強から遠ざかり、更に低い評価を受けてしまうという、負のスパイラルにはまってしまいます。そこから脱却するには、別に数学を好きになる必要はありません。数学なんか、やれば必ず出来るようになるんだという強い気持ちを持って、処理能力を高めるトレーニングをして下さい。