お気軽にご相談ください
お気軽にご相談ください
お知らせ
2014.06.16
最近数学を教えていて、とみに感じることがあります。それは数学が苦手な生徒は、労を惜しむ傾向にあるということです。どういうことかというと、解らない問題があると、色々とやってみようとせずに、すぐに解らないと言いだすことです。特に計算においてその傾向が強い。計算は、色々やってみることで、試行錯誤を経て、特に色々と間違えることを経て、しっかりと身についていくものです。その間違えることを嫌うために、やってみようともせずに、「ここの計算が、なんでこうなるのか解らない?」と質問をしてきます。そこで、「やってみたの?」と尋ねると、「いえ、まだ、やってません。」このやりとりです。これが、生まれて初めてやる分野であれば、いいのですが、もうすでに何度かやったことがある分野でも、数学を苦手とする生徒とは、このやり取りが繰り返されます。
疑問に思うのは、何故やってみようとしないのか?無駄を経て初めてキチンと身に付くものなのに、何故やってみようとしないのか、不思議である。そして、興味深いのは、この傾向は女生徒に多いということです。やはり、母体を守るために失敗を恐れる本能的なものが関係あるのかもしれない。そのような気もします。一方、男生徒の場合で、この傾向があるのは、プライドが高い生徒の場合が多いです。失敗することが恰好悪い、そのような気持から、やってみようとせずに、まずは、他の人にやらせて、自分は失敗を免れようとする意識が働くようです。
どちらにしても、数学が出来るようにはならないので、女生徒の場合は、結果的には身を守ることにはつながらず、男生徒の場合は、プライドを守ることにはつながりません。
そこで、私は言いたい、数学が出来るようになりたかったら、労を惜しまずに、色々とカモフラージュしようとする無駄な時間を惜しんで欲しい。つまり、労を惜しむな、時を惜しめ!