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お知らせ
2009.10.08
以前、「解るように教えると考えなくなる!と、父に言われたので、塾をやめます。」このように言われたことがあります。当塾では当時「解るように教えます」これがキャッチコピーだったので、解るように教えることが悪いかのように言われてショックを受けました。
しかし、解らないことは、いつまで経っても解るようにはならないし、その生徒の父親の真意は何だったのだろう?自分なりの結論を出すのにはしばらくかかりました。私が達した結論は、「解るように教える」ことへの誤解だったということです。
最近大手の塾・予備校に行っていた中学生を何人か教えていて気がついた(しばらく、高校生を中心に教えていた)のですが、彼らはやり方を暗記していることが多いのです。なぜそのようにやるのかは分かっていそうもなく、ひたすら、教わった処理方法に当てはめて答えを求めていました。その処理方法もしっかり覚えていればいいのですが、なぜそのようにやるのか解っていない場合が多いので、どうしてもうろ覚えになってしまいます。なぜなのかを考えるよりは、処理方法を覚える方が楽なので、その方向に流れてしまうようです。しかし、彼らの最大の勘違いは、数学が出来る生徒は、そのようには考えていないことを知らないということです。出来る生徒は、塾や予備校で教わった通りにはやっていない場合が多いのです。
中学生たちを見て、「解るように教えると考えなくなる」この言葉の意味が解りました。当塾での教え方への誤解です。当塾では、処理方法と、方針を立てたりするする見方や考え方、は、分けて教えています。解法を理解せずに丸暗記させるようなことはしていません。つまり答えを板書して、それを丸暗記させるような教え方はしていないのです。つまりこの教え方は「解るように教えてないから、考えることが出来ない。」そんな教え方です。
答えを丸暗記して、解けたと言って喜ぶのは、例えて言えば、漢字を見ながら書けて喜ぶようなものです。覚えたつもりでも、すぐに忘れますよね。すぐに忘れるような勉強法はやめましょう。
解らなければ解けるようにはなりませんから、当塾では、「解るように教えます。」なぜなら、考えさせたいからです。解らなければ考えることはできませんから!