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お知らせ
2009.07.02
例年「都道府県や国の名前を覚えるように」と言うと、必ず、「そんなことは入試に出題されません」と怒る生徒がいます。
ここで考えてみて欲しいのですが、では入試に出ることだけ覚えることが出来るのかどうかということです。
例えば山形県といえば、さくらんぼ・紅花・庄内平野・芭蕉の句で有名な山寺・最上川・上杉家などと浮かんでくる必要があるのですが、これは全て山形県というキーワードで結びついているのです。
山形県というキーワードなしで、これらの事柄を記憶しておくのは難しいのです。出題されるかどうかではなく、重要かどうかが覚える秘訣なのです。
例をあげると、産業というのは人口をどのくらい抱えることができるかの指数でもあります。
その産業というのは又、立地条件や気候。交通の利便性に影響をされます。すると山形新幹線の開通というのは、かなりの影響を与えることになりそうだ。と感じるようになれれば良いのです。
しかし、仕組みで覚えられることばかりではありません。例えば歴史に登場してくる人物の名前です。
特にヨーロッパの場合、同じ名前が何度も出てくるので、解らなくなってしまいます。しかし、ここで気付いて欲しいのですが、同じ名前が何回も出てくるというのは逆に言えば、沢山覚えなくても良いということに繋がるのです。
それから社会という教科で重要なのは意識です。社会人として当然知らなければいけないことであり、知らなければ恥ずかしいことだと思うだけで、覚えることの負担は随分と軽くなるものです。
少し話が漠然としたものになってしまったので、私が教えている科目の地理についての勉強法を詳しく述べていこうと思います。
地理は地形や気候といった面と、言語や宗教などの民族的な面とに、大きく分かれます。このどちらもお互いに影響しあっていることをまず知ることが大切です。
最近二酸化炭素による地球温暖化が話題になっていますが、縄文時代は随分と暖かかった様子が、近所の蜆塚遺跡の場所からも、良く解ります。 続く