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お知らせ
2020.06.11
一頃マスコミを賑わせた9月入学の話が急速に萎んでしまいました。先回もコメントしましたが、予想外に面倒だからやっぱりやめた。という感じですね。これでは、受験生は救わなくていいのかということになるのですが、反対している人たちは、反対を正当化する為に、小学校の1年生の話を持ち出しています。官僚が得意とする論理のすり替えですね。受験生よりも新小学1年生の方が重要ということのようです。
9月入学を提案している人たちは、大学受験生や高校受験生の、受験に対する不安や不公平感を和らげようとしている善意の人たちと、この機に乗じて従来から抱いていた9月入学構想を実現させようとする邪な人たちがいます。邪な人たちの存在が9月入学案を弱めています。ちょうど10万円の給付の時に、マイナンバーカードを持っていると速く支給出来るという風にしてマイナンバーカードを普及させようとする邪な考えが、かえって混乱を招き全体の支給を遅らせてしまったように、邪な考えの人たちを排除をしていかないと、当初の目的が達成できなくなります。
逆に言うと、受験生の不安や不公平感を和らげることができれば9月入学にこだわる必要はないわけです。例えば試験範囲を狭くするとか、大学受験生であれば、未知な存在の共通テストはこの際やめて、センター試験に戻すとか、そういった検討をして欲しい。新小学生の問題を持ち出して9月入学を廃案にして、この問題は解決したような体を作らないで欲しいものです。
原点は大学受験生からの提案です。彼らは小学生のことには触れていません。