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お知らせ
2012.08.22
夏休みも終わりに近づき、皆夏期講習を受けていたり、自分で勉強したり、色々なタイプの生徒がいます。総じて言えることは身の丈に合った勉強をしていかないと身に付かないということです。
その中で、生徒を教えていて、不思議に思うことがあります。
それは苦手意識です。
極端な例になると、苦手意識があるから出来なくても良いと思っている生徒がいることです。
そもそも苦手意識というのは身を守ることから生じていると思われます。
例えば高い所が苦手、狭いところが苦手、速い車に乗ると怖い・苦手、すぐに暴力をふるう人は苦手などなど。
これらは全て身を守ることから、きています。これらが苦手でない人は、命を落とす危険性も大なわけです。
ということは脳としては、苦手意識を持つことを奨励しているわけです。逆に綱渡りの人とか、レーサーなどはその苦手を克服しなければいけません。
一方、勉強の苦手というのは、危険性は何もないわけです。
例えば二次関数が苦手、指数対数が苦手、これらを勉強しても身の危険は何もないわけです。
しかし、苦手意識は脳が奨励するので、本能的に「避けるは善」このように思ってしまうようです。
ですから、苦手だからということで、脳の中では簡単に処理されてしまい。本人もケロッとしてしまうようです。
高い所や狭い所は避けても人生においてそんなに支障はありませんが、二次関数や指数対数関数を避けると、国公立大学に行けない、理系に行けないという形で、人生に支障が出てきます。
計算なんか繰り返せば、殆どの人が出来るようになります。
センスがないからとか、頭が悪いからとか、屁みたいな理由を並べて、結局出来なくなって、苦手意識を持って脳内での解決を図ってしまい、人生に大きな支障や禍根を残す結果となります。
残り少ない夏休み、苦手な分野の克服に励みましょう。数学が出来る人が、頭のいい人ばかりではないことは、周りを見れば明らかです。やれば必ず出来るようになりますよ。
夏休みに難しいことばかりやらずに、まずは基礎固めをしてください。
難しいことは解ろうとする前に、覚えてしまおうとする意識が働いてしまうので、基本が出来ていないうちに難問をやるのは百害あって一利なしです。
なぜなら難問の解き方なんて、長い期間にわたって覚えられるわけがないからです。漢字や英単語ですら覚えることは難しいのですから。長々とした解き方を理解もせずに覚えるなんて無理です。やらせる方にも問題がありますけどね。
かなり久しぶりのブログでした。