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2016年 9月号 抜粋

アシスト通信

2017.02.15

C子(苦手な数学を克服した生徒)B君(慣れだけで数学を解いていて考えて解けるようになったが、まだ抜けきれない生徒)E君(解ろうとする個所を間違えて数学を苦手としてしまった生徒)   今月は数ⅡBの第1問の[1]から配点は全部で15点

 E「今月は指数対数だね。指数は少しわかるけど、対数は良く解らない。」
C「指数も対数もルールだから解ろうとせずに使おうとするといいよ。使えばルールは自然と身についてくるから!」
E「最初は8は2の三乗で累乗は掛け算だから2の二分の五乗になるけど、分数って何?」
C「二分の一乗っていうのは二乗すると一乗・・」
E「あっ解った√だ。すると4√2だね。」
C「そうそう!いいセンスだね!」
B「そんなの馬鹿でも解るわ!」
C「また挫けさせることばかり言ってる。どこぞの数学の先生みたいだね。生徒を挫けさせることしかしない先生。最低よ!」
E「C子さん、もういいよ。B君は成金みたいなものだから、本当に出来るわけではないから僻みが入るんじゃないの。」
B「何だと。じゃあ、あと自力でやってみろ。」
E「対数のルールが解らない。」
B「そんなの考えれば解る!」
C「ルールは考えても解らないよ。小さく書いてあるのが底と言って、9分の1が真数っていうの。ここで求められているのは9分の1は27の何乗かっていうこと。例えば底が2で真数が8だったら求める答えは3.」
E「なるほど、すると27は3の3乗で9分の1は3のマイナス2乗だから、求める答えは27を3分の1乗して3にしてマイナス2乗すればいいから-2/3だね。」
B「えっ!」
C「E君すごい。」
E「ルールさえ聞けば後は考えれば何とかなるってC子さん言ってたよね。」
C「それはそうだけど、それにしてもすごいわ!」
E「次は2分の1のx乗は2のマイナスx乗なので、以前関数でやったy軸対称だね。次のキは前はx=2の時にy=4で後ろはx=4の時にy=2更に前がx=3の時y=8で後ろはx=8の時にy=3だからy=xに関して対称。次のクは(2,1)→(2,-1)更に(4,2)→(4,-2)だからx軸対称。ケは同じく(2,1)→(2,-1)更に(4,2)→(4,-2)だからx軸対称。」
B「・・・・」
C「何で?」
E「ルールさえ解れば後は考えれば何とかなるって言ったのはC子さんだよ。対称のルールは以前に習ったから、数値を代入して調べれば解るよ。数学が苦手だからって馬鹿じゃないから、教えて貰えば出来るようになるよ。そうしないといつまでもB君や馬鹿な先生たちに馬鹿にされ続けるだけだから、俺頑張るよ!」

C「E君、もうB君なんか比較にならないね。」
E「いやあまだまだですよ、」
E「次もやってみるよ。センター試験は誘導されているから、やりやすいね。割り算は引き算にすればいいんだよね、するとlog2X-log24はt-2なので、それを2乗して、次は底が4なので変換公式で分母がlog24なので2になって、それを4倍するから2t、計算するとt2ー6t+7。対数は指数と違って全範囲をとるから実数全体。二次関数の最小値は平方完成すればいいから(t-3)2ー2だからt=3つまりx=8の時に最小値ー2をとる。」
C「完璧!!!」
B「まあ、これくらいは誰でも出来るさ。」
E「他の分野も頑張って数学成金達に馬鹿にされないように頑張るよ!」

しくじり先生   現実逃避編 その1
 受験生につきものが現実逃避です。かくいうわたくしも高校生時代、受験勉強がやりたくなくて現実逃避ばかり考えていました。

最初に思いついたのが就職でした。「公務員試験を受けて、公務員になる。そうすればお金もかからないし、いろいろ助かるよね。税務署の職員だったら長くやってたら税理士になれるって本に書いてあったから・・・・」これについては去年の高3生に同じことを相談されてびっくりしました。彼女は5月の模試の結果10月まで隠していました。しかし、すでに出願の時期が過ぎていたのでダメ。

ともかく勉強がやりたくないので、当時石ノ森章太郎という漫画家が「イルカはテレパシーでお互いず、自分に都合の良いように解釈していた。どうせすぐ死ぬし、死んだら勉強したことなんか意味がないしなどと思い、イルカはいいなあ・・・などと馬鹿なことを考えていた。人にはテレパシーが無くても言葉があるということは気づいていなかった。

次の段階の現実逃避は宇宙への関心だった。こんな広い宇宙で、たかが学歴くらいでギャーギャー言って馬鹿か。とかソニーの創業者の盛田さんの「学歴無用論」などという本を読み、これみよがしに机の上に置いておいたりした。そうしている内に宇宙の無限空間に思いが行ってしまい、急に虚無感に襲われた。今度は自分の連続性に不安を感じ始め、今日寝て明日起きたら別人になってはいないだろうか?そんな馬鹿なことも考え始め、毎日恐怖におびえる日々を送っていた。

そんな状態が高3の夏から11月まで続きました。その間に模試も何度かあったみたいで、成績は急降下というか、水面下。そして、11月のある日、450人中の400番位の模試の成績表を見ている自分に気づいた、数か月ぶりに意識が回復したのだ、(その間の記憶は未だに全くありません。)あれっこれは誰か他の生徒の成績表かなと思って再確認したら、やはり自分のだった。これで完全に意識が回復した。さすがに我に返った。

同じ頃に三者面談があり、母が先生に「先生、この子まったく勉強しなくて困っています。」と何か諭すようなことを言ってもらおうと思って言ったら、先生が「お母さんが困ることはないですよ。困るのはコイツだから」

びっくりした。400番の成績にもびっくりしたが、担任の言葉にもびっくりした。そうだ困るのは自分だ、逃げている場合じゃない。(当時逃げているという意識は全くありませんでした。)ついに私は勉強することに決めた。

言われてすぐにやるとキマリが悪いので面談の1週間あとくらいから死ぬほど勉強した。後悔先に立たず。夏からやっていれば、もっとましな大学にいけたのになあと今でも悔やんでいます。

現実逃避は、自分を守るためのはずなのに、結果は全く自分の為にはならない。ところが、9月の大切な時期に、学校行事という現実逃避の場を提供している学校があります。超びっくりなのですが、そのあたりの話は次回に・・・・

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