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理数系科目を苦手にさせる功罪

お知らせ

2016.05.03

 中学では数学も理科も好きだったのに、高校に入ったら苦手になり、嫌いになった。また市立中学ではない中学に入って、難しい問題が定期テストに出題されて、小学校の時には算数も理科も好きだったのに苦手になり嫌いになった。そのような生徒が当塾ではとても多いです。

 一度苦手意識を持つと、そこを克服して数学や理科を得意教科にするのはとても困難です。この苦手意識を持たせているのは、その殆どが学校の定期テストであり、それを作成している教師です。私は個別指導の塾を開いて丸21年になるのですが、理数系の教科を苦手にさせる意味がよく解りません。定期テストの平均点は60点くらいのテストでは、なぜいけないのでしょうか?定期テストで、20点や30点を取ってしまい、親にも見せられない生徒達が気の毒で仕方がないです。難しい問題は、段階を分けて、例えば定期テスト以外の実力テストなどで超難関、難関、標準、易しい、計算処理レベルなどの5段階くらいに分けて、希望制で生徒に選ばせて受けさせるようには出来ないのかなと思います。

 難しい問題を出題する動機として考えられるのは、難関大学に多数合格して欲しいから、可能性のある生徒とそうでない生徒とに、ふるいをかけたい。そんな動機が考えられます。東大や京大を含めた旧帝大+一橋+東工大の合格者数のランキングが週刊誌に掲載されています。このランキングに載りたい、あるいはその上位にランクされたい。そんな希望が先生方にはあるかと思います。しかし、国内にある高校のおそらく95%以上はこれらの大学には一人の合格者も出していません。また日本ランキングトップの高校でも50%くらいしか合格していません。30位の高校に至っては現役の25%しか子られの大学には合格していません。これら以外の大学に向けても受験生は一生懸命勉強して合格を目指しています。それは意味がないのでしょうか?

 このランキングの為にふるいにかけるのであれば、ふるいにかけられて、理数系に劣等感を持ったまま人生を送らされる生徒は、たまったものではありません。そもそも、難しいといっても、事前にやってあれば、そこまで難しいものではありません。例えば、昔、当塾に来ていた生徒が10個の1と+-×÷を使って1から10までを表わしなさいという問題を質問してきました。その生徒と一緒に考え、けっこうな時間をかけて完成しました。その後びっくりしたのですが、その問題が定期テストに出たのです。その生徒は、それが出るのを知っていたようなのです。当然その生徒は、その問題は出来たと思います。しかし、初めてその問題を見た生徒は50分しかないテスト時間で、他の問題も出題される中で、はたして何人が解けたのでしょうか?その中学の定期テストは他の問題もクイズみたいな問題が多く、定期テストには相応しくない問題が多かったと思います。そして本当の問題点は、この中学出身の生徒に、数学を苦手とする生徒がとても多いことです。難しい問題をやるのはそもそも考えものですが、やるにしても、事前にやったことがあったり、その問題の対策を立てる塾に行った生徒が有利になる問題は、いかがなものかと思います。

 ともかく、本来持つはずではなかった苦手意識を持った状態で、高校の数学を克服するのは大変です。そして更に、高校に入っても、平均点が100点満点で20点くらいのテストを受けさせられると、大部分の生徒が半分もとれないわけですから、モチベーションが下がるどころか、そうとう挫けてしまいます。アドラー心理学でいう勇気挫きですね。私は、生徒の理数系に向かって頑張ろうとする、そのような気持ちを挫けさせる意味が解らない。なんとか理数系科目を克服させるように支援するのが学校のような気がするのですが。どうなんでしょう?これは先生を非難する気持ちではなく、旧帝大や一橋東工大の合格者を増やそうとする風潮を非難しているだけなので、誤解のないようにお願いします。

 最後に理数系科目を苦手にさせる罪ばかりを述べましたが、功もあります。それはアメリカを含む諸外国にとっての功です。日本の若者が理数離れをしてくれれば、当然工業力は落ちてきますから、競争相手の諸国は大喜びすると思います。でも、それってどうなんでしょう???

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