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効果的な勉強法 社会編 その2

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2009.07.10

 浜松の蜆塚遺跡の辺りがその頃は海岸だったようです。すると青森の三内丸山遺跡が、今では冬は雪に閉ざされてはいるが、その頃は暖かかったのではないかと予想がつきます。

 ここまで話すと、こんなことは地理とは関係ないのではないかと、思われるでしょうが、実は大いに関係あるのです。

 社会という教科には理科は関係ないとどうしても考えてしまうのですが。科学の進歩が社会を変えてしまうことや、自然現象が人類の生活に与える影響などを抜きにして、社会という教科を考えても仕方がありません。

 地球の気候は太陽の活動状況の与える影響が一番大きいのです。天気が良い日と悪い日、昼間と夜の温度を比べても良くわかると思います。

 しかし地球の場合は大気があるので、まだ差は少ない方なのです。そんな環境の中で、もし太陽が今よりも3%活動を弱めたらどうなるか少し考えてみましょう。

 ここで理科に弱いと温度は0℃を基準に考えてしまいます。つまり太陽からの熱がなくなったら0℃になってしまうと思ってしまうのです。

 ところがそうではなくて、もし太陽からの熱の供給がなかったら、4K(絶対温度で4度)程度になってしまうのです。

 摂氏になおすと-270℃です。ここからだいたい285℃の上昇に相当する位の熱を太陽が与えてくれるということがわかります。

 ということは3%活動が弱まったら単純に計算しても最低9℃は温度が下がってしまうことになります。(実際はもっと複雑な計算が必要。)

 過去において太陽の活動は周期的に3%程度活動を強めたり弱めたりすることをしてきています。

 その見方を歴史を学ぶ上でも活かしていくと良いのです。3%弱まったら氷河期が訪れてしまいます。私は個人的には温暖化よりも寒冷化の方を恐れています

 話が脱線してしまいました。地理の勉強法に戻します。地理を勉強する上で欠かせないのが、他人への関心度です。自分にしか関心が無い人は社会の成績は伸びていきません。その場合社会の成績を伸ばすのは丸暗記しか手がないからです。丸暗記ではあの膨大な量を覚えきるのは困難です。必要なのは人への関心なのです。

 新聞やテレビでは毎日のように世界の出来事を報じています。欧米に偏った報道であることは否めないのですが、昔に比べれば随分と世界の情勢はリアルタイムで分かるようになりました。

 そして、その新聞やテレビを見ることが地理を勉強する一番のコツなのです。そこを手がかりに教科書や参考書を見ていけば良いのです。例えばコソボの紛争が起きていれば・・・・

 コソボと聞いたらすぐに、場所はどこなのか確認して欲しいですね。地図帳の索引を見ても載っていないのですが、ユーゴスラビアという国名はニュースで耳にしているはずなので、資料集を見て下さい。

 するとそこにユーゴスラビアの略史や現況がのっているので、紛争の主な原因が解ります。アルバニア系の住民とセルビア系の住民の争いだとわかります。

 ここでユーゴといえば、旧ユーゴが分裂した国の中の一つだと気付いて欲しいところです。またサッカーファンならばストイコビッチの出身国であることにも気付いて欲しいですね

 そして旧ユーゴはスロベニア・クロアチア・ボスニアヘルツェゴビナ・セルビア・ユーゴスラビアと分裂したのですが、その前はチトーという大統領の力で何とか統一を保っていたことなどもデータブックオブザワールドという600円弱の本に載ってます。

 なるべく関連付けて覚えるのがコツです。そしてついでにスロベニアにはカルストという地名があり、それが石灰岩で出来た地形であることなども情報として仕入れて下さい。

 更に最近ではユーゴのミロシェビッチ前大統領がハーグの国際司法裁判所で裁かれていることなども関連付けて下さい。

 エスニッククレンジングという言葉を知っておく必要もあります。このクレンジングが洗剤のクレンザーと同じ意味であることを知ると、この言葉の恐ろしさが実感できると思います。日本語で言うと民族浄化です。

 地理の勉強の仕方を説明して来ていますが、世界史や日本史にも共通していえることは、一つの事項は関連させると長期の記憶に残りやすいということです。

 又、問題集を複数やることも大切です。例えば「三国志で出てくる魏の曹操と戦っていた劉備が支配していた国は何処か」という問題はすぐに蜀と出てきますが、「卑弥呼が遣いを出した国と戦っていた、今の四川省の辺りを支配していた国は何処か」と問われると解らないものです。

 解っていると思ったことでも、質問のされ方で解らなくなってしまうものです。その為に複数の問題集をやっておくことが大切になるのです。

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